2014年10月13日月曜日

人類が作り出した最高温度は何度?




最も高い温度は?というと上限がない。



では、これまで人類は何度までの高温状態を生み出すことに成功したのでしょうか。



最高温度は4兆度という想像できないほどの超高温です。



太陽の表面温度が約6000度なので、その約6.6億倍ということになります。






米エネルギー省のブルックヘブン国立研究所(Brookhaven National Laboratory)は、約4兆度という、実験室で作られたものとしては過去最高の超高温状態を作ることに成功したと発表した。

宇宙創成直後の「クオーク・スープ」という状態を再現しているという。

1周約3.8キロの加速器「相対論的重イオン衝突器(Relativistic Heavy Ion Collider、RHIC)」で、亜光速に加速した金イオン同士を衝突させた。

陽子と中性子が溶けてクオークとグルーオンからなるプラズマになったという。

このプラズマは約137億年前のビッグバン直後の数百万分の1秒というごく短い間、宇宙を満たしていたと考えられている。

その直後急激に温度が下がり、原子から天体、ひいては人体まで宇宙のあらゆるものを形作る陽子と中性子ができた。

(AFP)






クォークとグルーオンからなる高温・高密度で粘性ゼロの完全液体は別名クォーク・グルーオン・プラズマ(QGP)と呼ばれ、ビッグバン直後のわずかな間宇宙を満たしていたとされその後、宇宙が冷えて陽子や中性子が生まれ現在の宇宙へとつながるわけです。



ちなみに、高温になると直接測ることは不可能なので、原子核同士を限りなく光速度に近い速度で衝突させ発生する光の色と発生量で温度を推定したものとなります。






p.s.

ウルトラマンに登場するゼットンでさえ、1兆度の火球を放つのが精一杯なのにその4倍ですからいかに4兆度がすごいかわかります

( ≧∇)ノ”Ωへぇ~へぇ~!!

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