2014年11月23日日曜日

善光寺の山門の額には鳩が隠されている




「一生に一度は善光寺参り」という文句が有名な長野県の善光寺まで足を運んできました。



善光寺山門(三門)は寛延3年(1750年)に建立された二層入母屋造りの門で、国の重要文化財に指定されています。



特別拝観料の500円(大人)を支払えば二階に登れたので登ってみました。



二階は写真撮影禁止(内部は禁止ですが外の眺望は撮影可能)でしたので映像や画像はないのですが、四天王像や四国八十八カ所尊像、文殊菩薩騎獅像、空海像などが安置されていました。



どれも息を呑むほどの美しい美術品でしたが一方で残念なこともありました。



至る所にマナーの悪い観光客の落書きや名前の文字を彫った跡があり悲しくなったのです。



せめてこれ以上、文化財が傷つかないように祈るばかりです。



話がそれましたが、本題に戻ります。






善光寺山門には輪王寺宮筆の「善光寺」と書かれた額が掲げられています。



通称、「鳩字の額」と呼ばれるもので「善光寺」という文字の部分に5羽の鳩が隠されており、これを鳩文字と言います。






「善」の一画目と二画目に二羽。

「光」の二画目と三画目に二羽。

「寺」の六画目に一羽。






また、「牛に引かれて善光寺参り」の古事から「善」の一字が牛の顔に見えます。



最後に境内や駐車場にもたくさんの鳩がいました。



鳩と善光寺は切っても切れない仲のようでした。

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